全国あちこち営業にでていますが、東京都内、杉並区に営業なんてそうそうありません。クルマ関係は基本、都市部ではなく郊外がメインですから。
ですが、私にも数件、お取引先が、そんな大都会の真ん中にあります。
ASNU TOKYOさんです。
このメタルプレート看板が、代表の吉田社長のこだわりぶりとイメージが合致します。
ASNU TOKYOさんのインジェクター洗浄サービスを取り扱いさせていただき、最近、当社の先でも取り扱いすることが多くなってきたことで気付いたのですが、やはり旧車、ネオ旧車を大切にしたい、という方が多いのですね。
私個人はあまりクルマの構造に詳しくありませんから、詳しい方からはお𠮟りを受けるかもしれませんが、インジェクターは人間で言うところの心臓に近いものだと理解しております。ガソリンを空気と混ぜて、エンジン内部に送り込む役目をしており、ガソリンが血液とすれば、それを燃焼室に送り込むポンプのようなものです。
そこにスラッジが溜まってくると、本来、適量で送り込まれるはずのガソリンの量がおかしくなります。人間だと、脳梗塞や心筋梗塞と同じ状態。エンジンがさまざまな不調を起こすことになり、レアケースとはいえ、最悪はエンジンの破損に繋がることもありえます。
実はワタクシ、最近、左指のしびれが数週間続いていたのです。最近は辞めましたが、数年前までの暴飲暴食に加えて、飲みに行けば、乾杯の前に頭痛薬を飲んでスタートするほど、ムチャクチャだった過去があり、そのツケが来る予感がしていたのです。営業車で寝たり、一日の大半を乗り物で過ごす、というのが普通の生活なので、さすがにビビッて総合病院で検査。最後はMRI検査も…
「見事にツルツルの脳です。過去に問題がおきた痕跡すらありません。脳については問題ゼロ。スマホかゲームのしすぎでしょ」
ある意味、嬉しかったような、悲しかったような… もちろん、それなりの診察料をお支払いしましたが、こうやって診断してもらうだけでも、相当に不安は解消。そう、クルマでも同様。
やきもきするくらいなら、名医に検査を受ければ良いのです。クルマにとって最重要部品でもあるインジェクターは、消耗品イメージが低く、ショップ様もユーザーさまも盲点になっていることが多いので、車検やエンジンオーバーホールの機会を利用して検査や洗浄しておくことは非常におススメです。以下の記事が前回紹介させていただいた、超音波洗浄とその後の数値検査のレポートの様子です。
インジェクター洗浄 ”だけ” をするのは間違いではありませんが、同じくらい大切なのは、検査。上記ブログの動画にあるように、アクセル開閉の大きさによって、色んなパターンや量で噴射するインジェクターは、こういった検査をしないと、他のトラブルを発見出来ません。洗浄したからと、ヘタに安心するほうが怖いこともあります。
数ある洗浄サービスの中でも、検査力が飛びぬけているのは、このASNU TOKYOさん。だから、有名エンジンメーカーやレースショップからの依頼が多いのです。洗浄レポートを見ればそれは一目瞭然。
さて、今回は、前回レポートできなかった、洗浄後の組み立ての動画をアップします。
今回もビックリでした。とにかく大変… 上記作業以外にも、塗装の剥離と再塗装もあるんです。つまり、
分解→洗浄→テスト→本体再塗装→部品の組み立て→完成
こんなに手間なのに、一本あたり基本定価¥5,000~って(汗)
これからエンジン車が減っていき、メーカーがハイブリッドやEV、E-POWERになっていくと、旧い車のインジェクターも徐々にメーカーが製造廃止にしてくる可能性もあります。けれど、新品が万が一、入手困難になったとしても、再生してくれるASNU TOKYOさんがいるのは心強い限り。
これらのOリングやフィルターといったショートパーツは、メーカーが単品販売してくれませんが、ASNU TOKYOさんでは豊富に取り揃えられています。
すげえ…
いや、もう手品師?ってくらい、どんどん出てきます。
そうそう、バイクも当然インジェクターですから、対応可能だそうです。とはいえびっくり。
バイク雑誌で取材があったそうです。
特にバイクは車体が軽いこともあり、エンジンの出力が少し変わるだけでも非常に効果は大きくなります。洗浄することで、インジェクターを新車時に近い状態に戻すことは必ずメリットがあります。そうそう、クルマだと特に直噴エンジン、なかでも三菱のGDI系はあきらかに燃費向上するケースが多いそうです。スラッジが溜まりやすい構造なのでしょうね。
さて、仕事がおわったら、お楽しみが待っています(笑)。
ASNU TOKYOの吉田社長は、私が田舎モンのB級グルメ大王だとすると、シティ派B級グルメストです。本日の夕食先を決めるまでに、候補が10件近くありました。それも全部、指折りの涎がでそうなすげえ店ばかり。
「え!?まだ夕暮れどきじゃないか、まだ夕方だろ?」って… う~ん、私のカメラが優秀だから明るく見えるだけでしょう… そういうことにしましょう!
本日のグルメ偵察会場は
「ななめ」さん
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131906/13215188/
もう、この時点で私のグルメセンサーはマックス振り切ってます。わかるんですよ、入り口で。早い時間に来たにも関わらず、一瞬で満席。平日でも予約必須の人気店です。
さすが「蒸し」を得意とするお店。
「おしぼり、注意してください!危険なくらいアツく蒸しております!」
と店員さんがジョークでお出迎え。
乾杯です。この歳になると、チャンネーと気を使うディナーよりも、同世代の気を使わない漢メシほどウマイものはありません。幸せです。ちなみにこのレモンシャーベットサワー、レモンシャーベット単体が超高級フレンチのお口直しででてきても良いレベル。大都会は競争が厳しいのでしょう、こういうもの一つひとつが凝ってます。
このサラダ、恐ろしいレベルでした。黄色のソースは、マスターがペットボトルで目の前でシェイクしながら作っているのですが、人気過ぎてしょっちゅうマスターがソース作っていました。過去、食べたことの無い味で説明すら出来ません。
写真撮るのがヘタな私が泥酔してとっても、ちゃんと「いんすたバエ」する盛り付けの美しさも、都会ならではでしょうね。
「蒸し」専門店の実力に脱帽した一品がこの蒸した骨付鶏。
私、鳥の皮、大嫌い。気持ち悪いので、食べないです。鳥のから揚げは好きだけど、煮たり蒸したりはすきじゃない…
やられました… 轟沈…
信じられませんでした、鳥の皮を箸で好きな大きさに、まるで湯葉のようにほろりとくずして食べられます。肉本体にいたっては、口のなかで高級牛のように溶けてしまいました。この鶏肉は、2018年で食べてきたすべての中で現在NO1!
臭みもゼロ。完璧です。
漬け茶豆という枝豆。だったと思います。意識が朦朧としてきていたので。これも、過去食べたことが無い、枝マメのクセにとんでもない存在感でした。あえていうならスモークされたような味。
蒸し専門店なのに、刺身。マスターとお話をしていると、静岡出身の方で、なるほど、魚の目利きも凄いわけだと納得。ちなみに、お店の名前が「ななめ」の理由は、マスターの髪型が遠くから見てもわかるほど「ななめ」カットだからそうです(爆笑)すごく気さくなマスターで、カウンター席を久しぶりに堪能しました。
いや、すいません、せっかく大人な店なのに、私は酔っ払ってくると、かならずコッテリ揚げ物、ジャンク系が食べたくなるんです。今日はおしゃれに激肉厚ハムかつ。蒸し専門店なのに、カツ専門店も真っ青レベル。
「日本酒で度数高めでお願いします」
でてきたのは静岡のお酒。うまかった~。
「にゃ…にゃにか…死ぬほど度数のたきゃいものを…おにゃがいしま〇×%#&」
ロレツが回らなくなって注文したら、テキーラがおちょこに入れられていました。
吉田社長が、おもわず、
「どうしたんですか、何かあったんですか?」
ええ、色々… 人生色々… 毎度ブログでナニやら世の中分かった様なことをかいたり、はしゃいだり、偉そうなことをかいていますが… プライベートなんて惨めなものなんです…
悩み事、考え事、辛いこと、やりたくないこと、時には死んだほうがましだと思うことがたくさん… 子どもの頃は、大人になればなるほど自由になる、大人っていいな、そう思っていたモンです。生きるっていうのは、時には息苦しい…
でも、こうやって数年前まで見ず知らずだったヒトと縁あって、色々相談に乗ってもらい、一緒に仕事をするようになり、意外なところで別の場所でつながりがあったり。そんなヒトと一緒に食事をして、くいっとテキーラを飲み干し、ふ~、と息を吐くと、人生そんなにすてたもんジャ無いって思えます。と、おかわりしたグラスにこんな言葉。憎いね、マスター。っていうか、ボクよりも何かすごい闇、抱えこんでます?(笑)
今日は雨でした。最後にこのグラスでお酒をいただきフィニッシュ。
最後までありがとうございました。吉田社長みずからホテルまで送ってくださりました。おかげで私の心の雨も上がったようです。
ええ、案の定、翌日、わたしは大変な状態になっておりましたが…